すぐに実力がわかっちゃう問題
小6の受験生にやってみてほしい過去問その1と過去問その2を紹介したら、「ウチは小5だけど、やれるものないの?」って言われちゃったので、小5バージョンを提示してみましょう。
小学5年生の夏以降ならすでに習った内容になるでしょうかね。
必ず時間を計ってやってくださいね。でないとあとで提示する目安の意味がなくなるので!
チャレンジ問題はこれです!
図の立体は、半径が4センチで中心角が225度のおうぎ形を底面とする高さが6センチの柱の形の立体です。この立体の表面積は( )平方センチです。
ちょっと図はないですが、問題文を読めば図は想像できるでしょう。子供が想像できない場合は親が手書きで図を書いてあげて下さいな。まあ、誰でもできるカンタンな問題です。解き方は多くの子供がわかるはずです。
大事なのは、ここで、この問題を「どうやって解くか?」です。
ポイントは「無理なく安全な道を選ぶ」こと。
ちなみに、タイガー山中に頼んで、この問題を3つの解き方で解いて答えを出してもらいました。
その結果は・・・
解法1:3分18秒
解法2:2分35秒
解法3:1分18秒
だいたいこんな感じでした。解法の1から3までがどういう解法なのかは実際にやってみて、このやり方でやるとこれくらいの時間だなと想像してみてほしい。
その上で、お子さんが解く時間を計ってタイガー山中の解法別のタイムと比較するとともに、どの解き方が「安全な道」なのかを考えてみてください。
この問題、式も丁寧すぎるくらいに書いて解いても、小6の受験生なら1分は切るタイムで解きます!
実際のテストでこの問題を「3分超で解く子供」と「1分を切って解く子供」では「たった2分」の違いですが、ものすご~~く大きな差があるといえます。
「正解した」だけを見てたら、「小5の壁」、その後にやってくる「小6の入試演習の壁」は越えられません。正解した上で工夫してはやく解けるように、また、ミスが出にくい「無理なく安全な」解法が求められています。
あなたのお子さんがミスを連発するのはミスをしないように気をつけていないわけではなく、解法がミスしやすいやり方になっているのかも・・・
それが見つけられるのはそばにいる親だけですし、それに気づくためには問題を時間を計って解かないと見つけられませんよ。
→ 【お母さんからの相談】子供の勉強をそばで見ているが、いつもバトルになってしまう
頑張ってチャレンジして、そして、よーーく考えるんですよ(^^)