中学受験の親の悩みQ&A
中学受験をめざす親のみなさんから届く報告、悩み、相談は年間1,000を超えます。ストロング宮迫が答えたものをまとめてみました。
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先日、『10の鉄則』をご購入いただいた際に通信欄に以下のようなご家庭での様子を書いてくださった方がいらっしゃって、この方の課題点やどうするべきなのかをここでは考えてみたいと思います。

まずは現在のご様子から

通信欄

現在、小3で2月より大手進学塾に入塾しています。今は宿題をこなすのに精いっぱいです。朝と夜に30分ずつ塾の宿題をやっています。現状つきっきりで、算数は教えながらとなっています。

算数は間違えると答え合わせの時にありえないふてくされぶりです。それがいやで、一緒に問題に取り組んでしまっています。

中学受験に対する説明は少ししかしていません。ただ、今勉強していることはすべて、自分のためになり、プラスになることだと言ってあります。

年長の途中から公文をはじめ、小2の初めに宿題量をこなせず、挫折し、少し間をあけてから、他の教室の算数、国語に小3の1月まで通っていました(小3で2月より大手進学塾に入塾)。

勉強に対して、嫌いになってる傾向はあります。

でも、学校の漢字テストなどでは事前に勉強して、100点をとれ、クラスで1番になれたことを喜んだりもしてはいます。

どちらかというと、決められたことはやらなきゃという思いは持っているので、学校の宿題も、塾の宿題もやらなくちゃとは思っているのですが、いざ、やる時になると、イヤイヤな気持ちがむくむくとしてきてしますようです。

現状30分以内で終わるものを私が、日々スケジューリングしています。

夏ぐらいまでに、自分でスケジュールして、一人で取り組めるように、考えてはいますが、とても今の状態ではまず取り組み姿勢をどうにかしないとと行き詰っていたところ、この10の鉄則をまず私が読んでみたいと思い購入しました。

とても熱心に取り組んでこられた方であることは読んだらわかりますね。4月で新小4年生になるのかな。

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これから書く私の答えはあくまでも仮説になるので正解ではないってことは忘れないで読んでくださいね。

場所を変えてもダメよ

ストロングがこれを読んで一番最初に思ったのは

場所を変えても問題は解決しない

これが最初に思うことですな。

年長の途中から公文をはじめ、小2の初めに宿題量をこなせず、挫折し、少し間をあけてから、他の教室の算数、国語に小3の1月まで通っていました(小3で2月より大手進学塾に入塾)。

年長から「公文→別の教室→大手進学塾」と移ってきています。

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教室や塾を変わるのは全然かまいません。ただこの方だけでなく、皆さんも教室を移っても問題点は変わらず残るってことです。

ここでの問題点は

小2の初めに宿題量をこなせず、挫折し

ですね。

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この挫折は、教室を移っても、課題としてこの親子には依然そのまま残るってことです。

宿題が多いから宿題の少ない他の教室に移れば、そしてその少なくなった宿題がこなせるようになれば、「宿題をこなせず」という課題は目の前から消えてしまうように思うかもしれません。

が、別のところや学校から再び「たくさん宿題」が出たら、以前の「宿題量をこなせず」がすぐに現われる。

公文で小2の初めに宿題量をこなせなくなった状態をそのままに、大手進学塾に移れば、同じ問題「宿題をこなせず」の課題はそのまま出てくる。

だから、宿題をこなせず挫折して、他の教室に移ってもいいけれど、宿題が少ない教室で鍛練して、宿題が少ないときに「じゃあ宿題がこれの倍になったらどうする?どうなる?」って考える必要がある。

別にそこまで考えなくてもいいけれど、考えなければ同じ課題「宿題が多かったらできる?」っていう課題が再び課せられます。

そこでもう1回「やっぱり今の塾は合わないや」と別の塾に移ってもいいけれど、やっぱり「宿題が多かったらどうこなす?」という課題はそのまま残って学年だけが上がっていくということになります。

【親のノウハウ】中学受験は親の受験。親が変われば、子供も変わります。

中学受験で解決しなければならないこと

この方でいえば、中学受験も視野に入れているようですから、もし中学受験をするなら「たくさんの宿題をどうこなすか?」の課題は解決すべき至上命題になります。

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その解決しておくべき課題が出ているうちにいろいろと試して「どうこなすか?」を考えておかないと、1年もすれば子供が「こんなのやってられるか」となるか、親が宿題がこなせずに具合が悪くなるって形に自然に移行していき、中学受験は諦めたとなるか、やったとしてもグダグダの中学受験になっていく可能性は高まります。

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グダグダでも中学受験してどこかの学校に合格をもらって進学できればいいだろって思うかもしれませんが、グダグダの中学受験になると、子供になんとか「勉強してもらう」「騙してでも、モノで釣ってでも勉強していただく」親がこうした姿勢になりがちでそれは結局「中学入試を乗り越えるのがゴール」となっていきがちです。

でも、さんざん述べているように中高一貫校は入ってからが大変なんで、入試がゴールって思ている連中は最難関校に入っても、勉強についてはジ・エンドとなります。

ただ最難関校に入る連中でそう思っている奴はそうはいないんですな。グダグダの中学受験ではなかなか最難関校には入れないから。

そこにこの方のような「中学受験に対する説明は少ししかしていません」が加わると、あわせて子供の中学受験に対する自覚が備わっていかないと、さっき言った子供が「こんなのやってられるか」って気持ちに大いに傾いていく可能性は高まる。

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頑張る理由がいる

厳しいことをこなすためには理由がいります。

それは勉強でもスポーツでも習い事でも一緒。

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子供にたとえば塾やスポーツ団や習い事の場でその自覚を運よくもたらせてくれるのならいいけれど、子供が通う場所でそれをもたらせてくれなかったら、この場合でいえば塾が「子供の中学受験に対する自覚」を植え付けたり、芽生えさせてくれたらいいけれど、そうでなかったら親か家庭がその役割を担うことになる。

でも親は子供に

今勉強していることはすべて、
自分のためになり、
プラスになることだ
と言ってあります。

と言うだけ。

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果たしてこれで子供に将来の過酷な中学受験に対する自覚が出るのかどうか。

たぶん出ないだろうなあというのが私の意見です。

「あなたのためになるのよ」っていうのは親が子供によく言うけれど、子供には全然ピンときません。「勉強をやらせる口実を言ってやがる」くらいにしか聞こえません。

この不確かで不明瞭な漠然とした「あなたのためになるのよ」がもし効果を発揮することがあるとするなら、それは「今、自分は勉強でイケてる!」と思っている子供にだけ。

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「今、自分は勉強でイケてる!」と思っている子供にだけは「あなたのためになるのよ」が届く可能性がある。確かに「勉強、イケてるからなあ」と思える子供にはね。

しかし、今の勉強に四苦八苦している場合は「あなたのためになるのよ」が「勉強をやらせる口実」にしか聞こえない。「ためになんかなるかよ!」ってなる。

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こうして重要な課題「たくさんの宿題をどうこなすか」という課題は解決されないまま残り、親子の勉強に対する姿勢は「あなたのためよ」「オレのためじゃなくてあんたが受験させたいだけだろう」なんていう形でどんどん乖離していきます。

この方の状態がここまで進んでいるとは思いませんが、今のままいけば、時間さえ経てば、そうなっていく可能性は高まります。

【お母さんからの相談】やる気なし!中学受験をやめさせようか!?

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もしこのようなこの状態はとても苦しいですよね、親子とも。特に親は年長から頑張らせているのに「なんでよ~」って気持ちにもなる。

そしてそんな悩みを聞かされた塾の先生が「親が子供の勉強なんか見てたら入試問題は自力で解けるようになりませんよ」とか「勉強は塾に任せてスケジューリングだけに専念してください」って言われたら、どうなるか?

わかりますよね?

そりゃあ、かぶりついちゃう。ガブリ!

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これに加えて親が

(小4)夏ぐらいまでに、自分でスケジュールして、一人で取り組めるように、考えてはいます

という考えの人だと、なおのこと「自分でやる」「一人でイヤイヤせずにやる」ことを求めていくので先の塾の先生なんかの「親が勉強なんか見てたら・・・」にはかぶりついちゃう。

そりゃあ「自分でやる」「一人でイヤイヤせずにやる」なら、それにこしたことはないですよ。

私の子供にだってそう願っているし、小2くらいでそうなってくれたら、ラクチンで親はいいけれど、そうなるためにはその段階で到達していないといけない地点というのもある。

たとえば「自分でやる」「一人でイヤイヤせずにやる」とかは「今、自分は勉強でイケてる!」と思っている子供にだけができることです。

自分は勉強でイケて「いない!」って思っている子供が「一人でイヤイヤせずにやる」わけないから。

やる気はあるのよ。でもやったら、ちょくちょくできない問題にぶつかっちゃうのよ。

問題です!

ここから1キロ先の目標地点に

「クルマで行く人」
「自転車で行く人」
「自分の足で行く人」
「20キロのおもりを背負って自分の足でいく人」

がいるとしますか。

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「位置についてヨーイ・・・・」って言っている、すなわちスタート地点からまだ出る前に目標地点に対する思いは全然違いますよね。

「1キロ先なんてあっという間に着いちゃうよ」って思っている子供と
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「まあ走ればなんとかなるか」って思っている子供と
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「歩けるわけないだろ」って思っている子供がいる。
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つまり、勉強をやり始める前の段階で勝負の半分以上はついちゃってるってわけです。

課せられた宿題を「クルマで1キロ先まで行く」という感覚の子供だったら他人が言う「親が子供の勉強なんか見てたら入試問題は自力で解けるようになりませんよ」とか「勉強は塾に任せてスケジューリングだけに専念してください」に乗っかってもイイですよ。

それでも私は乗っかることはオススメしませんが、選択としてはアリでしょう。

でも、課せられた宿題をそもそもが「20キロのおもりを背負って自分の足でいく」という感覚の子供がいる家庭がそれに乗っかったらどうなるか。

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そう、スケジューリングだけするんですよ。

この宿題を朝ね、そしてこれは学校から帰ったらゲームする前にやるんだよ・・・なんて。

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計画だけ立てられて子供はやるか。

やらない。やらなかったら怒る。子供は怒られるのはイヤだ。

だったらどうする?

そりゃあカンニングするしかないでしょ!答えを写しか、選択肢はない。

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「殺すつもりはなかったけれど、つい刺してしまいました」ってドラマとかでよくあるけれど、あれって刺す刃物を持っていたから刺せたんですよね。

刃物を持っていなければ刺さなかった。

子供は解答がそこにあれば、そしてそれらができないなあと思えば、やっていなければ怒られると思えば、悪いとは思っても答えを写す。ごく自然な行為です。

だから、親は解答を取り上げる。隠す。

解答を取り上げて隠したら、できない問題をウンウン唸って頑張るとでも思っているのでしょうか。そんなわけない。

こうして子供の事情や気持ちは一向に勘案されずに親は無理な計画を立て、責めたて、怒って、親自身が子供を追いこんでいくわけです。

【お母さんからの相談】子供の勉強をそばで見ているが、いつもバトルになってしまう

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この方の書いてらっしゃることでいけば、

算数は間違えると答え合わせの時にありえないふてくされぶりです。それがいやで、一緒に問題に取り組んでしまっています。

勉強に対して、嫌いになってる傾向はあります。

イヤにもなるでしょう。宿題はこなせずに、間違えばっかりだと。

ただとてもまじめなイイ子供なので

決められたことはやらなきゃという思いは持っているので、学校の宿題も、塾の宿題もやらなくちゃとは思っている

ですな。

でも、できないし、イヤだし、あ~あどうしたらイイのかなあの現象として

いざ、やる時になると、イヤイヤな気持ちがむくむくとしてきてしますようです

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50歳を前にした私だって「イヤだあ、できないよ」って思っている仕事を与えられたら、この子とまったく同じ反応が出てしまう。

この子も私も「愚か者」といわれても仕方がないのかもしれないけれど、そんなもんでしょ。

この子はイイ子だからある面では自分を責めているかもしれません。

やらなきゃいけないことなのにボクはできない!なんてボクはダメな子なんだ!

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そんなことないでしょ?

学校の勉強もして、塾の勉強も頑張ろうって気持ちはあるんだから。

でもね、この先、学校の勉強や宿題だけはやって1日中外で楽しそうに遊びまくっている同級生とこの子が勝負したら、あっさり負けるってことが起こりうる。大いに起こりうるんです。

楽しくて、そこそこしか勉強していないけれど学校のテストはできて、自己肯定感満載で遊びまくっている子供は「やらなきゃいけないことなのにボクはできない!なんてボク
はダメな子なんだ!」となっている子供をあっさり追い越しちゃう。

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そりゃあそうでしょ。

勉強なんてそれこそ特別な才能がなくても、難関校には行ける「種目」です。才能がなくても最難関校にだって正しいやり方と努力で行ける、とても公平でやりがいのある種目です。全員にチャンスが開かれている。

その種目に「オレ、イケてる」と思っている子供と「なんてボクはダメな子なんだ!」と思っている子供が参戦すれば、やる前から勝負はついてる。

それは授業の態度に出る。

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一方は「カモン!」って気構え、片方は「今日も難しいのやるのかなあ」という後ろ向きな姿勢。頭に入る情報量が違う。

加えて子供たちがやる勉強には確実に答えがある。「これが答え!」というのが決まってる。

今はわからないけれど、今まで習ってきたものを使って考えれば絶対に解けて正解があるってわかっている問題ほどやる気が出る問題はないですよ。

迷路のアトラクションで考えてみてください。

1.絶対に出口がいくつかあるし、困ったら助けも来るっていう迷路のアトラクション

2.出口は1つだけあるがまだ誰も出口にたどり着いた人はいなくて、困っても誰も助けに来ないから自力でなんとかするしかない迷路のアトラクション

どっちが取り組みやすいですか。

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どっちをやってみたいですか。

子供にまずやらせるのはどっちですか。

順番を選べるならどっちから取り組みますか。

出口にたどり着ける可能性が高いのはどっちですか。

考えなくてもわかります。

「もう迷路ならまかせてよ」と「1」を数多く経験して自信を持っている連中が「2」に取り組むなら、出口は見つかるかもしれない。

でも「1」のアトラクションでさえ、出口が見つけられななかった子供に「あなたのためよ、考えなさい」とか言っても、考えられない。1つ1つ道を行ってみるというカンタンなことさえできない可能性も高い。

でも、みんな「2」ができない、チャレンジしないっていっているんですよ。小学生も中学生も。

そんなバナナ、じゃなかった、そんなバカな・・・って話ですよ。

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でもね、親が頑張れないって思っているそんなバナナ君だって

学校の漢字テストなどでは事前に勉強して、100点をとれ、クラスで1番になれたことを喜んだりもしてはいます。

こうですよ。

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親からすれば「学校の漢字テスト」という意識なのかもしれませんが、小さい頃から「1.絶対に出口がいくつかあるし、困ったら助けも来るっていう迷路のアトラクション」をこなして、イエーイってハイタッチする経験をいったいどれくらいさせてき

たのかってことです。

少々難しい問題に出会っても「オレ、いけますけど、やりましょうか?」って気持ちになれるのは「学校の漢字テスト」などの小テストで小さな勝利をいっぱい重ねてきた連中でしょう。

まあ、それらについては、散々ここで書いてきたのでこれくらいにしておきます。

私としてはだいぶんこの方の問題点というか課題を推測も交えて解きほぐしてきたつもりですが、いかがでしょうかね。

【親のノウハウ】親にしかできない勉強の工夫を実践。教育系の雑誌でも親技を紹介されてきました

ここからはご提案です

1つめ

場所を変えても問題は解決しない

宿題が多ければ、親が仕分けしてやりなさい。

「全部しなくていいよ」って言ってあげなさい。

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必要なら塾に出向いて事情を話して

「宿題で出る約30問はちょっとウチの子アホで、できないみたいなんで、10問、これはちゃんとできるように繰り返し宿題帳にやらせますのであとの20問は目をつぶってもらえませんか」

って先生に頼んであげてください。

この場合の「ウチの子アホで」は塾の先生に対するエクスキューズなので、実際にそう思う必要は全然ありませんよ(^^)

先生がバカみたいに出す宿題の多さを批判がしないという賢明な策としての「ウチの子アホで」だからね。

一緒に取り組みなさい

2つめ

算数は間違えると答え合わせの時にありえないふてくされぶりです。それがいやで、一緒に問題に取り組んでしまっています。

勉強に対して、嫌いになってる傾向はあります。

あなたのせいです。勉強が嫌いになるようになるようにあなたがここまで数年追い込んできました。

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勉強はできたら実に楽しいものです。解けたらもうちょっと解きたいなあって思うものなのです。

できる問題をやりなさい。
できる問題を速く解けるように繰り返しなさい。
できる問題を増やしなさい。

全部しなくてイイから手を付けた問題は小テストでもテストでもできるように処理すべし。

テストでは素点は「クソ食らえー」って言いながら、手を付けた問題ができたかどうかで子供を評価すべし。

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3つめ

今勉強していることはすべて、自分のためになり、プラスになることだと言ってあります。

子供の心に一切響かず、何も生み出しもせず、いっこうに伝わらない「あなたのためよ、きっとプラスになる」なんてことをもう言わないことです。

親の気持ちを駆け引きしながら話し、「中学受験を我が家はするんだ!」という意思をハッキリさせていくことです。

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そのために文化祭や運動会に連れ出すのは1つの方法でしょう。子供に具体的なイメージを抱かせるためだから。

その上で、ただ親が中学受験をするよって自分勝手に宣言するのではなく、子供にも納得してもらい、同意してもらえるような魅力ある話をしてください。それがないなら今から作るべし。

子供は「受験するよ!辛い勉強にも耐えるよ」って見栄を切っても苦しくなったら「もうイヤだ」って言いだします。

そう言いだした時に「あのとき、やるって言ったのはウソだったの? 辛い勉強にも耐えるよ」って言ってたけどと子供がヘタレたときに返られる原点となる話し合いの場を作りなさい。

この原点にはこれから何度だって帰ってくることになります。「○○中学に行きたい」って熱望する言葉があれば最高だけど、それがなくても「頑張ります!」という言葉を子供から引き出すような原点を持つべし。

7 (16)

そうした親の合意ができないなら、中学受験をしなくてもいいじゃないですか。これから何年も続く勉強の道です。

今の「勉強に対して、嫌いになってる傾向はあります」を少しでも払拭していかないと、この先が辛いから。

特に親が勉強に対して意識が高いなら「子供が勉強を嫌いになる傾向」はその辛さが倍増します。

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(小4)夏ぐらいまでに、自分でスケジュールして、一人で取り組めるように、考えてはいます

勉強が嫌いな傾向が出ている子供にさらに無理なスケジュールを勝手に立てて子供を追い込まないことです。

できもしないスケジュールを勝手に親が組み立てて、「どうしてできないの」と子供を追い込むのはサルでもしないことです。

まずはできる問題をきちんとやること、その問題はテストでできることを子供と確認し合い、自分たちが喜び合ってハイタッチできる地点を見つけるべし。

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もし、子供一人にやってもらいたいという意向が強いなら、親がそばで見ながらやった問題で「できる問題」の2回目、3回目を子供に時間を計ってやらすべし。

苦手で嫌な算数の問題を「考えたらできるよ」なんて無責任に言わないこと。考えられないくらいイヤになっているんだから。

お子さんが中学受験をする場合、小学校卒業までお子さん自身が自分でスケジュールを立てられる可能性はほとんどありません。そうなるための準備期間はもう過ぎているから諦めなさい。

無理のないスケジュールを親が立て、そばで見守ってやってください。それをしなければ、子供から中学受験はしないというか、カンニングや答え写しの道を親が切り開くことになります。

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4つめ

学校の漢字テストなどでは事前に勉強して、100点をとれ、クラスで1番になれたことを喜んだりもしてはいます。

学校でも、できれば塾でも範囲の狭いテストからはじめて小さい勝負にいっぱい勝つ経験をさせるようにしてあげましょう。

たった3問の小テストでもバカにせず、満点を目指しましょう!なにもしないで取れた満点には喜ばず、頑張ってとれた満点やイイ点数は必ず「イエーイ!」とハイタッチしましょう。

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5つめ

現状30分以内で終わるものを私が、日々スケジューリングしています。

先に勉強を「そばで見守ってやってください」と書きましたが、30分という最小単位の時間でも成果を出すようにしましょう。

30分勉強するとは30分机に座って問題を解くってことではありません。

30分の中でやる問題量は1回が10分から15分程度で終わる問題量になります。それの2回目を30分の中でやりましょう。

苦手で嫌いになりつつ算数は1回で解く量が10分でも多すぎるくらいです。1問ずつに小分けしてもいいくらいです。

最後に6つめ

算数は間違えると答え合わせの時にありえないふてくされぶりです。それがいやで、一緒に問題に取り組んでしまっています。

一緒に取り組んだらいいじゃないですか。

現在の状況では一人で取り組むのには無理があります。

親技では「親は教えなくてもイイ」もしくは「教えるな」と言っています。実際、進学塾にも通い、教えてくれる人はいるわけですから、塾で教えてもらったらイイ。

でも、授業を聞いてきても、授業でやった問題が全然できないなら、家で親とやらなくちゃなりません。そんな場合は例題と基本問題だけをやりましょう。

親が教えなくても目の前にある解答を写したらイイ。解答に書いてあることの中でわからないものは何かをハッキリさせていく。その際、親が見てわかるなら「こういうことなんじゃない?」って言ってあげて下さい。

こうした過程を経て、「できるできる」が蓄積されて、子供が自分一人でやる子になっていきます。その蓄積なしに子供が自分でやり始めることはないと断言します。

だいぶん長くなってしまいましたね。たぶんタイガー山中に「ストロング、長いんだよ。スマホで読むと人差し指が麻痺する」なんてきっと言われるだろうなあ・・・

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本当の最後になりますが、先日、こんなメールをいただきました。

数年前までかかさずにメルマガを読んでいたのに、メールアドレスを変えた時点から 読まなくなっていました。

春から中学1年生になることもあり、『10の鉄則』を再度読み直し、メルマガのバックナンバーを今更読み直しているところです。

読み直して、子供に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

ここ数年のうちに、自分勝手に、親技をやれている気持ちになり、子どもにとって大事なこの期間をゼロどころか、マイナスにしてしまった。

自分が悔しくてなりません。

今ならまだ間に合うかもしれない。自分が変われるように努力します。

そして、うざったいでしょうが、その変化により子どもに及ぼした影響の内容をストロングに報告させてもらいます!!

それも 定期的に!!

「自分を変える」のはホント難しい。変わらないものです。

また、気づいて変えようと思った時には子供も大きくなって知恵もついてきているから、結局挫折してしまうってこともよくあることです。

私はその結局挫折してしまう熱情を保持すべく、よく子供に謝りなさいっていいます。

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「今までごめんね」って。意外とこれができない親は多い。謝れないんですな、間違っていたと思っていても。

でもね、新しく変わろうとするとき、謝るのはとてもイイ試みだと私は思っています。

「今までごめんね」と言ったら、

なにが「ごめん」なのか、
どうして「ごめん」という気になったか

を子供に話さねばなりません。

そして、その「ごめん」という謝りから

なにを正そうとするのか、
なにを修正して行こうとするのか

もあわせて話す必要が出てきます。

「ごめんね」と謝ったら、子供も思っていたことを言う可能性も出てくるでしょう。

人生をリセットすることはかなわないけれど、疑似リセットは「ごめんね」で可能なんじゃないか・・・そんなふうに思っています。

また「ごめんね」と宣言することは、「今までのようなことは二度としません」という宣言にもなります。子供だって「この前謝ったことをまたしてる」なんて言うしね。

そう、有言実行になりえる。言ったからには・・・・子供の目は厳しいですよ。

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だからこの「ごめんね」は子供に対して何回もできないんですよ。

変わろうとするなら、宣言することです。私にではなく、子供にね!

「風呂屋の釜」にならないように!

どういうことかって!?

「湯だけ」、そう「言うだけ」ですよ。

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