中学受験の親の悩みQ&A
中学受験をめざす親のみなさんから届く報告、悩み、相談は年間1,000を超えます。ストロング宮迫が答えたものをまとめてみました。
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中学受験に向けての勉強が順調に進んでいる子供の場合

子供にけっこうな負荷がかかる中学受験ですが、塾に通い始めて順調に進む子供とそうでない子供が出てきます。

順調に進む子供とは、

塾の授業がおおむね理解できている
授業でやった問題を家でやってもできる
塾から出される宿題が子供一人でもできる
テストでは満足いく点数が取れる

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こういう子供たちです。

こういう子供たちはひとまず安心な状態といえます。「わからない、したくない」などと愚痴ることも少ないでしょうし、塾に行くのも楽しいと感じられるでしょう。

こういう子供たちは今のままがんばっていければそれでいい。

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では、こういう状態の子供の場合、

親はなんにもしなくてもいいか?

答えはノーです。

といっても厳密に言えば、親技を考える人ならノーとなるってことです。

中学受験では大きな壁が出現する

どういうことかというと、中学受験の場合、大きな壁が2つ現れます。

1つめが「小5の壁」で、2つめが「入試演習の壁」親技では呼んでいます。

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1つめの「小5の壁」とは、小4から始まった中学受験のカリキュラムが一段ギアチェンジしたときに出てくる壁で小5の最初、もしくは小5の夏以降に出現します。

いずれの壁も物理的な負荷が一段階上がったときに出てくる壁です。

たとえば、小5になると小4の時に比べて

通塾回数が増える
2週間毎のテストが1週間毎になる
日曜日に特訓クラスに行くことになった

などが出てきて、物理的な負荷である

宿題が増える
テスト勉強が大変になる

など小5の段階のどこかで出てきます。この小5の壁では量としての負荷が増えるとともに若干の質の変化も出てきます。

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質の変化とは簡単に言えば「レベルが上がる」今までよりも難しいことをやるようになった、そういうことです。

これが小4の時から一段ギアチェンジした状態ということで、塾が一段階ギアチェンジして負荷量の増大と若干の質の変化を起こした時に今まで順調に進んでいた子供でもついていくことができなくなる子供が出てくる。

これが「小5の壁」にぶつかりましたね!ということです。

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もう1つの「入試演習の壁」とはまさに小6の入試演習が始まる夏以降に現れる壁で、全範囲を対象とした志望校判定テストや実際の入試問題でやる入試演習など入試仕様の問題になると今まで取っていた成績がとれなくなる現象です。

中学受験ではこの大きく2つの高い壁が立ちふさがり、小5の壁を越えられないで脱落していく子供、入試演習の壁を越えられないで志望校変更を迫られる子供たちが出てきます。

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どこで道に迷ってしまったのか

小4の時、あれほど楽しそうに塾に通い成績もある程度満足いくものをもって帰ってきた子供が小5になって頭打ちになって小5の壁を越えられない。非常によく相談がきます。

では、この壁を越えられない子供はどこで道を間違っていたのか?

それはズバリ順調に進んでいた時ということがいえます。

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小4の、または小5の前半までは順調だった。しかし、ギアチェンジされるとすぐに置いていかれたのはまさに順調だったその時に目を向けるべきことに目を向けていなかった報いといえましょう。

では、勉強が順調に進んでいるとき

塾の授業がおおむね理解できている
授業でやった問題を家でやってもできる
塾から出される宿題が子供一人でもできる
テストでは満足いく点数が取れる

何を考えておくべきだったか?

一番は小5ではいずれギアチェンジがあるという認識が足りなかった、これに尽きる。

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具体的には通塾回数が増えるということは習ってくることが多くなるということです。通塾回数が増えるということは家で勉強する機会も以前よりは減るということです。

家庭学習の機会は以前より減るけれど、家庭学習でやらなければならない量は多くなる。ここに大きな矛盾が生じることで小5の壁を超えられない子供たちが出てくるわけです。

それを回避するためには順調に勉強が進んでいる時に

もっと勉強時間を少なくして今と同じ成績が取れないか

3回繰り返さずになんとか2回できちんと理解できないだろうか

など順調な時にこそ、より短時間で効率的に今やらなければならない量をこなせないかというテーマを持って取り組んでおく必要があります。

小4で好成績を取っていたとしても、それが今使える時間をマックスに使ってめいいっぱいな状態であれば、課せられる負荷が倍近くになる小5の壁は越えられない。

だって小4の時が使える時間をマックスに使って出していた成績だったのだから。

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中学受験で出現する壁はもうわかっている。あとはどう対処するかだけ

もう1回言います。

小5になれば通常小4の時より通塾回数が増える、または塾での拘束時間が長くなる。

ということは習ってくることが多くなる。

一方、通塾回数が増える、または塾での拘束時間が長くなるということは家で勉強する機会も以前よりは減るということです。

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すなわち小4の時は来たるべく小5の壁の突破に向けて、余裕のある状態で小5に突入しなければならないということです。

順調に進んでいる小4の時に余裕があるかないか、これが小5の壁を突破するための条件になります。

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ゆえの小4の時に成績はもちろん気になるのでチェックをしていると思いますが、もう1つ今の勉強量が倍になった時に家庭学習をこなす余地があるかないかも一緒に見ておいてやる必要があるということです。

また、塾で授業を聞いて帰って、塾でやった問題が家でやらせてできるかどうかもチェックポイントの1つになるでしょう。

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授業で聞いて帰ったのに家でやらせると全然できなくて結局家で親と一緒に塾でやった問題を解いたり、復習したりしないといけない状態であるとすれば、今はそれで好成績が取れていても、いずれ時間が足りなくなります。

そういう意味では子供の授業を聞いて帰ってくる「お土産」がいかほどかも小5の壁を乗り越える時の重要な要素になる。

とまあ、順調な時はその次に大波がくるのはわかっているんだから、その大波が来ても大丈夫なように準備しておく。これって子供が考えて準備できると思いますか?

もしそう思えるなら子供に「準備しておけよ」って言うだけに済ませたらいいですね。

最後にもう1つ。

小5の壁または小6の入試演習の壁を軽々と乗り越えていく時に便利なツールが「工夫して解く」という技の習得です。

このサイトでは「工夫して解く」ことを最重要で推奨しているわけですが、この技は大波でもたくみに乗り切れる技になりうるのでぜひ早い段階から意識して取り組んだらいいですね。

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